ウィーン・ファーべ

ウィーンはすっかり春のような日差しが差し込んで来ています。このままずっと晴れて良い天気が続いてくれると良いなあ、と思いながら毎日を過ごしています。みなさまお元気でしょうか。わたしは元気です、勿論。ただ、身の回りのことが忙しく目まぐるしい日々を過ごしています。
今月30日にチャリティーコンサートを行うことになり、その準備やポスター、プログラムなどの作成（これは友人に任せてばかりですが・・・汗）が切羽詰っていたり・・・先週の日曜日にはテレビ局の取材に応じたりしました（そしてその後、カフェのコンサートで歌ったり）・・・それにしても、放送されたものを先ほど見たのですが、わたしの喋っているものは悉く切り取られ、本当に一言メモ、みたいになっていました。あれは笑った。笑　まあ、喋っている間も「これ絶対文法違うよ！」と思っていたので、逆に良かったです。ドイツ語、スラスラともう少し細かなこと、難しいことも言えるようになりたいです。
東北関東大震災から幾日か時間が経ちましたが、まだまだ暗いニュースが続いているので（日本のこと以外にも・・・）どことなく体調が悪いような、気分がいまいちパッとしない日々を送っていたのですが、先日、日本から素敵なプレゼントが届きました！

「ウィーン・ファーべ（ウィーンの色）」ドイツ語で「Wien Farbe」というポストカードです。これは前にこのブログで紹介させて頂いた原田千恵子さんの作品がポストカードになっていて、素敵なスパイスブーケとウィーンの街並みが同時に味わえて、使うのが勿体無いくらい素敵な本（？）です。最近の忙しく、どんよりとした日常から少し気持ちが脱出したような、そんな気持ちになりました。ありがとうございました！
みなさん、ぜひ手に取ってみてください◎
原田千恵子さんのHP「アトリエ・シシィ」

＊

ここには書いていませんでしたが、ここ一週間で、色々とコンサートに行きました。アルテミス・カルテット、フラメンコ界の歌手エストレージャ・モレンテ、プッチーニのオペラ「外套/ジャンニ・スキッキ」「蝶々夫人」、バレエ「ドン・キホーテ」、そして今日はジャズ・ミュージシャンのジョン・ピザレリを聴きに行ってきます。音楽はどんな状況下でも揺ぎ無いものがあるなあ、と思わずには居られないコンサートの数々でした。30日にあるチャリティーコンサートと、それが終われば自分のコンサートと・・・色々とこれを機会にまた新たに色々なことを見直しながら歌っていければ、と思っています。

＊

・・・最近よく聴いている坂本龍一さんと中貫妙子さんの「a life」　歌とピアノだけで作られる普通の日常。映画「アメリ」で言っていた「人生はなんてシンプルで美しいんだろう」・・・その言葉がそのまま曲になったような、そんな雰囲気。

それでは、皆さま、週後半、頑張って行きましょう。！