お引越ししました!

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Deutschlandberg

金曜日までオーストリアのDeutschlandbergという村に行っていました。ウィーンから南へ、グラーツから電車を乗り換えて、約40分。山の麓にある小さな村です。初日は生憎の雨だった(天気予報でもずっと雨だった)のですが、翌日から晴れ、小高い山(葡萄畑)に登ったり、ちょっと遠出してみたりしました。

この村へ行くことを決めたのは先月始め。同居人がここで開催されるコンクールに出場する、ということで「田舎ならわたしも行きたい!」と一緒に行くことになりました。コンクール会場などを見て、開催の挨拶(?)を聞き、練習場で二人で歌いつつ、彼女はコンクールに、わたしは村をプラプラ散歩していました。

第一次試験を受け、次の日暇になった彼女と一緒に「Skulpturenpark」と言う公園にも足を運んでみました。グラーツ市内からバスで約30分。Schwarzlseeと言う湖、そしてグラーツ空港の付近にある公園です。 何気なく見ていた美術館や博物館の乗っているマガジンを読んでいて、ぱっと目に付いたものがこれ↓だったんです。

【Nancy Rubins // Airplane Parts & Hills, 2003】と言う作品だったんですが・・・どことなくジブリの動く城に見えませんか・・・?笑 ここはどういった作品がどういった配置で置いてあるのか詳しくは知りませんが、オノ・ヨーコさんの作品もありました(帰りがけに見たパンフレットで知ったので実物は見ていません。残念ながら。)

そして傍にある湖へ。青かったです。

うっすらと山の向こうの向こうに雪山が見えて、「ここってもしかして諏訪湖じゃない?」(同居人の彼女は長野県出身)と二人で盛り上がりました。

大きな松ぼっくりを見つけたり、ウサギの姿を見たり、自然がいっぱいでした。

そして最終日、グラーツからウィーンへ帰るまでの間の駅で途中下車して田舎を歩くのも良いね、と二人で言ってたのですが、Deutschlandbergからグラーツへ帰る途中でプラプラと一時間ほど田舎を堪能しました。やって来たのはGussendorf(グッセンドルフ)という村です。駅も無人駅で風景はまるで安曇野・・・。やっぱり長野県とオーストリアの田舎って似てるよねー・・・とか言いながら。

そんなこんなで一時間程度、村をトランクをガラガラしながら、あまりにも大きな音なので犬に吠えられ、猫には白い目で見られ村を一周して列車に乗りグラーツへ。・・・グラーツで数時間ほど遊んでからウィーンに帰ろうかと計画していたのですが、生憎の雨。そのまま乗換えをしてウィーンへと帰ってきました。ウィーンが幾ら世界規模で見て田舎と言っても、空気がそんなに綺麗というわけではないんだなあ、と駅に降り立って思いました。う〜ん、もう早くも新鮮な森の空気が吸いたくなっています。。。
この四日間。コンクールのこともそうですが、色々な驚きもありました。まさかの同じ高校の方がコンクールを受けに来られてるとは!と言う感じでびっくりしました。彼女はわたしの4つ年上で、学年は被っておらず面識はないのですが、今はミラノに住まれているそうです!世界は狭い!そしてこんな偶然もありました!先輩は歩さん、と言うのですがとっても面白い方で、夕飯を何日か一緒にしたのですが、本当にお腹が痛くなるくらいに笑わせて貰いました。本当に、久しぶりにあんなに声にならないくらい笑いました。今でも思い出して笑えます・・・。笑

そして今週が終われば(日曜日にカフェのコンサートへ出ることになっています。)次は5月前半にコンクールのアテネ予選(二度目のギリシャ)と学校の門下発表会が待っています。それが終わったらデュエットのリサイタルと・・・のんびりとしている暇は無さそうです。
皆様、素敵な週末をお過ごしください!


Got in vil hohen vreuden saz // Meister Rumelant