お引越ししました!

https://ameblo.jp/singen-froh-369/

守る姿勢はなにを守っているのか、という不思議。

2月15日。「おかえりなさいコンサート」無事に終演いたしました。

コンサートを開催しないかというお話が来てから丸半年。困難なことが「これでもか!」という位に前日、当日まで押し寄せて来ましたが、それでも開催することが出来たのは、共演者をはじめとする方々の温かいお心と心遣いがあったからでした。本当にありがとうございました!
あまり纏まりのないプログラム*1だったのですが「プログラムの流れが凄く良かったよ!」という声をたくさん頂き、同じような雰囲気で、近い内に広島県内外でコンサートが出来そうな予感です。また話が固まり次第、宣伝させていただこうと思っています。宜しくお願いいたします!
この度のコンサートでは、遠いところでは山口県、福岡県、京都府、東京都から足を運んで下さり(思えばMOEKAの広島公演も群馬県や名古屋、神戸から足を運んで聴きに来てくださいました)懐かしい人にもたくさん会えて、本当に演奏会が出来て良かった!と心から思いました。ここからまた広がる輪が良い共鳴をして更に大きくなれば良いな、と思います。

そして日が変わって月曜日放送のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で出演されたコンシェルジュの阿部佳さん。わたしの両親とご縁のある方で、わたしはお会いしたことはないのですが「凄い方だなぁ」と見ていました。
「忙しいからこそ仕事を雑にしてはいけない」「守りの姿勢だから仕事も雑になる」と言われている姿を見て、本当に背筋の伸びる想いがしました。この度のコンサート、わたしは守りに入っていなかったか、忙しいを理由に雑になっていたところはなかったか、などなど、本当に反省するべきところばかりがわたしの心のなかに響いていました。

わたしはコンシェルジュ (講談社文庫)

わたしはコンシェルジュ (講談社文庫)

 

多種多様な考え方が認められている今のこの世の中で なにを一番重要とするか は人それぞれです。この度は本当にそれを重く実感しました。そうした中で意見を纏め、意見を交わし、意見を共有するということの難しさ、そしてその面白さを垣間見ることができました。
特にこれから「もしも、また何人もの共演者と演奏会をする場合に」重要視していきたいことは、賛成でも反対でもその場で思ったままを意見する、ということです。その行為は単に自己主張するだけでなく「その場に自分が居る」という存在意義にもなりますし、それをしないのはただの「逃げ」や「守り」だと思っているので、この度の阿部さんの言葉、

守りの姿勢だから仕事も雑になる

という言葉が重たく心に響きました。そしてきっとその目標に居られる「お客さま一人一人の表情」を思い浮かべながら進むことで自ずと行動することが増えて行くのだろうと思いました。何に重きを置くのか、それをもう一度わたし自身も見直していくべきかと思いました。
この度のコンサートでは一人一人のお客さまの顔を見ながら演奏することができ、喋っている間、真面目な話から、ちょっと砕けた話、ふざけたような話などいろいろとしましたが「うんうん」と相槌をするように聞いてくださる方が多く、わたし自身、楽しんで舞台に上がることが出来ました。そうしたお客さまの姿勢が本当に励みになりましたし、これからもこうしたFace to Faceのコンサートをしていきたい!と強く思いました。


さあ!三月ももう間近!
来週日曜日は三次市民ホール「きりり」のプレイベント。
そして来月には関西グリーの演奏会にみよし児童合唱団が出演します(そこでちょろっとソロを歌わせていただく予定です。)それが終われば春には東京へ。また新しい出会いが待っています。楽しみです。

*1:ドイツ語圏から帰って来たのに演奏するのはフランス語ものが多かったのです