お引越ししました!

https://ameblo.jp/singen-froh-369/

スケジュール


2018年7月5日(木)
ゾンタクラブ 歓迎会 in リーガロイヤルホテル広島

2018年7月22日(日)
人の心に平和のとりでを築くコンサート2018 in 広島文化学園HBGホール

2018年7月28日(土)
満月のロビーコンサート in 奥田元宋小由女美術館

2018年9月29日(土)
国立音楽大学 同調会コンサート in 広島市西区民文化センター

2018年10月7日(日)
MOEKA Duett コンサート in 三次市民ホールきりり

2018年10月10日(水)
MOEKA Duett コンサート in 松本市音楽文化ホール

2018年11月9日(金)
ピアチェーレ in 某所









チケットお求めの方、またメッセージ等は

moey0109@gmail.com まで





それは地平線の彼方、町の壁に鳴り響く鐘の音

 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします!
 先日、誕生日を迎えたくさんの方からお祝いのメッセージやメールをいただきました、ありがとうございました!
 小さい時から早く歳を取りたいなあ、と思っていて、去年の誕生日に「ようやくこの歳になれた!待ってたよー!」という妙な達成感があり…。笑 またそれから一つ歳を取ったわけですが、まだ節目のような感覚はなく*1、あと数年は肉体的にも精神的に違った感じもなく、スラーっといくのではないかと感じています。
 
 ここ十年くらい、自分の誕生日は飛行機のなかで国境を越えていたり、新幹線に乗っていたりと移動日ばかりだったのですが(その際には友人に「また?なにやってんの!」と言われ呆れられることが多々ありました…。笑)今年は移動日ではなかったのでケーキでも食べたい!と好きなケーキ屋さんに行くも三件、、定休日だったり、臨時休業だったり、品物がなかったり、、年明けの誕生日にぐるぐるぐるぐる…いったいわたしは何やってんだろう…と若干不思議に思いながらケーキを巡って奔走しました。笑
 そして夜は1月9日に初演された夜のガスパール*2を聴きながら。タイトルはオンディーヌ、絞首台、スカルボ、という不気味なタイトルなのですが。。毎年思い出しては本も本棚から取り出して読んでみたり。ベルトランのこの作品があったから(と言っては言葉が大きいような気もしますが)ボードレールの「パリの憂鬱」が書き上げられ、シュルレアリスムの父と言われたブルトンの琴線にも触れ、散文詩というジャンルが確立された、というのはとても感慨深いものです。

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 …と言うわけでぜひ皆さまもシュルレアリスムの世界へ。
 録音は定番中の定番ですが、アルゲリッチの夜のガスパールを。オンディーヌの美しさと、絞首台のおどろおどろしいくらいに匂って来そうなものと、コケティッシュなスカルボをぜひお楽しみください。笑
 こんな若干不気味な曲を聴きながらですが、今年も良い一年になったらなと思っていますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします!
 


Martha Argerich –Ravel Gaspard De La Nuit 3 Poèmes Pour Piano D'après Aloysius Bertrand

*1:ある年齢に達したときに精神的な面で「おや?」と思うことがあったりしましたし、去年は肉体的に「あらら?」と言うことがあったりしました。…皆さんはないでしょうか…。そんな経験が。

*2:モーリス・ラヴェル作曲のピアノ組曲「夜のガスパール」1909年1月9日に初演されました。

Happy Xmas

 前の記事から一年半と少し経っておりました。ご無沙汰しております。笑
 その間、たくさんの方々に支えられ、たくさんの人たちと出会い、たくさんの経験をさせていただきました。本当にありがとうございました!
 歌以外の生活は然程変化はありませんでしたが(幸せなのか残念なのか…笑)ラジオや新聞などメディアに取り上げていただいたり、色々なところから声を掛けていただけて東京、松本と歌いに行ったり…。コンクールでモスクワへいく切符をもらったり、韓国へ歌いに行くことが出来たり、新しい場所へ足を運ぶことの多かった年でした。そして、新しい出会いのなかで舞い込んでくる刺激が本当に嬉しかったですし、そうした刺激の中にいても楽にしている自分にとても驚いた一年でもありました。

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(左上:人生四度目のカープの試合 右上:春に文化村の方とお会いした時の
 左下:去年の冬、スケートしました(超絶下手) 右下:韓国で食べたもの)

(この下の写真はモスクワで撮ったもの。チャイコフスキーが晩年住んだ家にも行ってきました) 

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 去年の話になりますが、去年ヨーロッパへ行ったときはフィレンツェへと行きました。メディチ家の圧倒的な凄さと大好きな画家*1の絵に囲まれて幸せな時間を過ごすことができました。イタリアは好きな方が多いので、常々行ってみたいなと思っていまして次はアレッツォに行きたい!と考えています。…詩人ペトラルカの地なので一度訪れてみたい場所です。
 来年も相変わらずですがウィーンへ行けたら良いなと思っています。そして少しでも進歩のある歌を歌わなければ…と思っているのでレッスンは欠かさず行けたら良いなと。。

 

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 全く纏まりのない記事になってしまいましたが(どうしようもない…苦笑)明日24日はクリスマス!そして広島ジュニアコーラス・フェミニンコール広島さんの定期演奏会に出演します。その中で合唱劇「くるみ割り人形」のお菓子と金平糖の精を歌います。なかなか歌詞が覚えられず…苦戦。。。日本語なのにややこしい歌詞なので明日はクリアに歌えたら良いなあと思っております。笑
 今年ももうあと一週間ほどとなりましたね。皆さま体調崩されませんよう、良い年末をお過ごしください!来年はもう少しここに顔を出せたら良いな~と思ってます。…うん、思ってます。笑 




*1:フィリッポ・リッピが画家のなかで一番と言っても過言ではないくらいとても好きなのですが…未だに良いよね!と言ってくれる人に会ったことがないです…なぜだろう。確かに構図はちょっとセンスがないかもしれないし、顔もラファエロみたいに美形じゃないのだけれど、彼のベールと青色はとてもセンスが良いとわたしは思います!笑

豹は死して皮を留め人は死して名を留む

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 すっかり春めいて来ましたね。相変わらずパソコンの前に座っている時間が短く…なかなかこちらに顔を出せない出不精です。…とかなんだかんだ言いますが、ただの言い訳です。もっと几帳面に書けたら良いのですが、いつもいつも物凄く時間と労力が掛かってしまうので、(はっきり言ってしまえば)苦手なのです。文章書くの。けれど嫌いではないのです。寧ろ好きです。書くのも読むのも。
 そんな感じで年明けから「更新しなきゃー書かなきゃー」と言う想いを頭の隅の方に抱きながら、3月11日に大阪で歌わせていただける機会に恵まれ、年明けから何度か関西の方に足を延ばしておりました。この度のお話は昨年の11月に京都でコンサートをしたときに聴きに来てくださった方からの依頼で、どんなことになるのか不安もありましたが出来て良かったと心から感謝しております!本当にありがとうございました!
 今回の本番も言葉では言い表せないほどわたしにとって良い機会になったことは勿論なのですが、合わせの合間に訪れた“司馬遼太郎記念館”で過ごした2時間余りも大変良い機会となりました。元々、美術館や博物館など好きな方ではあるのですが、中でも“文学館”や“記念館”が特に好きで、今回関西に何度か足を運ぶと決まってから、宝塚の“富岡鉄斎美術館”に行くか…神戸の“神戸文学館”へ行くか…宇治の“源氏物語ミュージアム”に行くか…東大阪の“司馬遼太郎記念館”に行くか…迷いに迷って≪今、わたしの中でブームを起こしている司馬遼太郎記念館かな≫ということでこちらに決めました。思えば大阪って一人歩きしたことが殆どなく、環状線に乗るときは一人ワクワクしておりました。そして記念館を見た瞬間に“あ、なんだか安藤忠雄さんっぽいなぁ。坂の上の雲ミュージアムを思い出すなぁ。あとアサヒビール大山崎山荘美術館。”と想いながら入館。場所だけ調べて建築家のことは一切調べていなかったので、入って妙に納得。一人で「やっぱりそうか。うんうん。」と頷いておりました。不審者。
 拝観していて…街に美術館も博物館もあると素敵ですが、文字でなにかを表現し、伝え、それを汲み取っていく場所があるというのは素晴らしいことだなと感じました。文字離れという今の時代、これからの時代を考えてしまうと、大きな主だった文学館のない広島って…とか考えちゃうわけです。。なぜそう思うかというと、最近、園児から高校生までの子供たちの作文を読む機会に恵まれたのですが、文章が拙いなぁ、幼いなぁ、と感じることが多く…本当に文章力、表現力を育てていかなくては…!と危機感が募ってしまいました。そんな中、子供たちにプレゼントしよう!と決めた“二十一世紀に生きる君たちへ”。

f:id:lily0000:20150317163400j:plain これは子供たちだけではなく、わたし自身にも問いかけられたものでもありました。そして読みながら“信念を持って貫いて生きた人の言葉というのは、なんて心に響くんだろう”と。なんだってそうですよね。信念を持ってなにかに専念している人の言葉や、演奏や、行動って、響きますもの。人に伝わります。この司馬さんの言葉を胸にこれから生きていこうと決心したこの初春は2016年の良い時となりました。

 打って変わって2016年も日々、みよしKIRIRI児童合唱団の練習に顔を出していますが、最近、新しいグッズも登場いたしました。

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 そしてこちらもニューフェイス。いや、本当にフェイス。笑

f:id:lily0000:20150317163605j:plain 五年くらい前から欲しい欲しいと思っていた頭蓋骨!愛しの頭蓋骨!もうわたしの白い恋人です(ぇ)
 これをレッスンに持っていった日、名前を決めようということになりまして、ついに名前が決定いたしました。“田中・ウィリアム・太郎・2世”という、思い浮かんだものすべてを詰め込んだ名前です。肉付きはどうだったであれ、素敵な男性に違いない。というもの、この田中くんが来てくれてからというもの、とても優秀なのです。子供たちの反応が。今まで絵では骨を見ていたけれど立体的なものを見ると具体的に分かってきたのか、良い感じです。いやあ、良かった良かった。見つけてくださったSさんに感謝です。ほんと。笑

 来月はMOEKAのコンサートも広島、長野でありますし、バタバタしておりますが、コンサートの案内を含めまたこちらに書きに来ようと思っております。今月中にはまた必ず…。必ず…(小声)またこちらでお会いいたしましょう。

(タイトルは中国故事から。
 豹は死んだ後にも美しい毛皮を残す。
 人も死んだ後には名を残さなくてはならない)

ゆずりはの音がするよ。

 2016年になりましたね。昨年は皆さま、大変お世話になりました。今年もどうぞどうぞ宜しくお願いいたします!
 昨年は色んな方との幸せな出会い、悲しい別れ、いろんな出来事がありました。その出会いを大切に歩んでいった年でもありました。そして嬉しい再会もありました。高校時代の同級生に街中でバッタリ会ったり、とあることで問い合わせをしたらその担当者が同級生だったり、すっかりご無沙汰だった友達から連絡が入ったり…こうしたネット関連のある世界だからこそまた繋がったご縁でもあるわけですが…本当に驚きの年でした。
 悲しい出来事と言えば、大学時代一緒に趣味を謳歌した友達(ここは笑うところ)が長い入院生活の末、初秋に亡くなりました。そして秋には祖父がなくなりました。悲しい出来事を思い出すとき、胸が震えますね。ただ、友達然り、祖父然り、本当に大切に思われた人生だったんだなと感じ、別の意味で心が温かく震えています。

 皆さまはどんなお正月を過ごされましたか?
 わたしはですね…祖母の家に行きまして、掃除をするのが主なことだったのですが、弟が甲冑を見つけまして“着てみようぜ”ってことになり、甲冑で遊んでおりました。面頬っていうんですよね。これ。夜に見ると怖い夢みそうになるやつですよね。笑

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 それがこちら。甲冑でございます。部屋で写真撮るのもなんだから外に出ようよということになり、お庭でお掃除をしていただきました。笑

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 …まあ、そんな感じで弟の(わたしとは大違いな)剽軽な性格に乗せられ年明け早々とても楽しい時間を過ごしていたわけですが、今年の目標は…昨夏辺りから実践していた“一週間に二、三冊の本を読む”ということを続けて行こうと決めております。
 もともと本は好きでよく読んでいたのですが、日本に帰ってきてからパソコンで作業する時間が多くなり、携帯も手放せなくなり、移動は車になり、めっきり本を読む時間が減ってしまっていました。そして久しぶりに本を読もう!と思って読んでみるとスラッと文字が追えない&読めない&理解できない。という苦痛の三拍子が揃ってしまい、これはダメだわ…と思いまして。そして苦手なアメリカ文学への克服も込めて。

 来年はシェイクスピア没後400年に続き、学生時代に何度か挫折した司馬遼太郎さん、そしてアメリカ文学を隅に置いておいてチェコ文学を読もうと思っております!ほかにもチョコチョコ齧って読めたら嬉しい。
 そしてそれが血となり肉となり、表現や感情の幅に繋がると良いなと思っております。皆さまなにかお勧めがありましたら教えてくださいませ。


(皆さまの良き一年を祈って…)

こうして死すべくして生まれ、無に還るべくして長らえるにすぎないとすれば、感覚とは、正義とは、また美とは、はたして何ほどの意味をもつのでしょう?

 先日の13日に、三次市民ホールきりりのサロンホールで「Salon Concert -クリスマスにおくる音楽の玉手箱-」が無事に終了いたしました!この度快く三次に演奏しに来てくれたピアニストでお友達の山口友由実さん。聴きに来てくださった方々。本当にありがとうございました!
 三次市民ホールきりりで、お菓子などを楽しみながら演奏者さんとの距離の近いコンサートを!と企画したこのコンサートが二回目として続いたことは大きな喜びです。*1そして「次に演奏して欲しいのは…友由実さん!」と終わった時点で決めておりまして…今回その願いが叶い、本当に嬉しかったです。
 お菓子も大変好評で、地元にあるパン屋「カドー」さんが、Vanille Kipfel(バニラ キプフェル/写真の白い三日月形のクッキーです)と、Stollen(シュトーレン/お菓子パン)を作ってくださいました。どちらもドイツ・オーストリアではクリスマスに欠かせないお菓子です。それにしても…この度はものすごい勢いでお菓子がみるみる無くなっていったことには驚きが隠せませんでした。笑

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 残念ながら、次回はまだ決まっておりませんが来年も必ず開催したいと思っております。ヴァイオリン、ヴィオラ、オーボエ、ピアノ、歌…古楽器、民族音楽なんかも楽しそう!と夢(だけ)は膨らんでおります。夢(だけ)は。笑
 お客さまに楽しんでいただけるのは勿論ですが、出演者の方が心地よく演奏できるよう、そしてスタッフが快活に動ける場所であること。そんな演奏会を常にしていけたらと思っておりますので、これからもどうぞ三次音楽家協会をよろしくお願いいたします!

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 そしてわたしは明日、安芸区民文化センターで❝あきクラシックコンサート Super Classic❞に出演させていただきます!
 今年の春、4月4日のコンサートで伴奏してくださった大城要さんのお誘いで出演が決まりまして、とっても楽しみにしております!前半は高校の後輩の福島成くんと一緒に歌う場面もあったりと盛りだくさんの内容となっております。わたしの歌う曲目ですが、なかなか今年歌う機会のなかったマーラーの歌曲を二曲ほど歌わせていただきます。日本に帰ってからと言うもの、演奏もメジャーな曲調へと変化していくことは覚悟していたのですが(どうにもマイナーなものが歌いたくなるのです)どうにも初めのころは馴染めず、違和感がとてもありましたが、ちょこっとずつ、美しいと思っているもの、不可思議に感じているもの、真をついているもの、そんな曲たちと演奏会を彩っていきたい!という思いでメジャーなもの、マイナーなものとこれからも歌っていけたらと思います。 

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 とにかく、明日となりました!
 お近くにおられる方、お時間のある方、ふらりと立ち寄って聴いてくださるととても嬉しいです◎



 

*1:第一回目は「とりあえずやってみよう。試しに!」ということでわたしが担当しました。この度はその時の反省点を踏まえつつ、色々と試行錯誤したコンサートでもありました。