夢見

昨晩、毎月第三日曜日にあるCafe Schottenringのサロンコンサートに出演して来ました。・・・と言っても香菜子さんとの二曲の二重唱のみ、と言うたった数十分にも満たない出番でしたが、色々なハプニングもありつつ、楽しく歌わせて頂きました。未だにあの場所に立って歌うことには慣れませんが、それでも地元の方と接する機会があるので、（気持ちに余裕のあるときは）出たいな、と思っています。・・・去年もそんなこと言って今年殆ど出ていませんが。！
カフェに来ているお客さまが一緒にメロディや歌詞を口ずさんでいるのは「オペレッタ」の方が多いことがあります。日本では「小オペラ」と訳されていることがあります。これはイタリア語からそのまま訳した「小さなオペラ」と言う意味です。実際には歌・台詞・踊りの三点セットになっているものを「オペレッタ」と言い、基本的にハッピーエンドで軽快な物語で作られています（中にはそうではないものもありますが。）地元の人たちに愛されて育ったオペレッタの曲の数々。そんな方たちの前で歌うとき、なにが怖いって・・・目の前に座っているお客さんが歌詞を口ずさんでいる！と言うことでしょうか。ちょっと前置詞を間違えたり、冠詞の変化を間違えたり、些細なことでも聞き分ける耳を持っている方も居たり、油断は禁物です（笑）　でもそんな中で「歌」と言うものが単なる「音の羅列」ではなく「言葉」「文章」「会話」で出来ているのだと感じます。言葉が聞き取れなければただの「音」と同じ。人も「感情」がなければただの「人形」であるように、言葉の一つ一つを丁寧に歌って行きたいなあ、と感じました。
そして、来年からはオペラ、そしてオペレッタに力を注いでみようかな、と考えています。もうここ何年も嫌だ嫌だと逃げて来ていたので、そろそろ、、、笑

↑これは・・・コンサートが終わって出演者の皆さんと食事に行った時に見つけたモーツァルトオーケストラ専用車（？）。このモーツァルトがシュール過ぎて思わずパシャリ。なんだろう、この、馬鹿にされた感じ・・・。。。

水曜日には大学の門下発表会、そして金曜日にはMOEKAのウィーンでのコンサート。です。
頑張って乗り切って行きたいです。！