お引越ししました!

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大阪・京都

1月10・11日に行った、大阪・京都のことを少し書きたいと思います。年末に父が「大阪にでも行こうか。」と言っていて、お正月、三が日を過ぎてから色々と計画しました。この突発性、のちにひどい事にならないと良いのですが・・・。さてさて、そして朝の広島駅。いつも天むすびを買って乗るのがいつものパターン。・・・で、今回も(笑) 食べている間に新大阪に到着してました。京都からの従妹と待ち合わせをして、そのまま淀屋橋駅へ。

目的地まで行く先に見えて来たのは大阪府立中之島図書館。明治の建物だそうで、とても良い味をしてました。休館日だったのが残念です。中央ホール、ドームと見てみたかった(!)
そこから真っ直ぐ歩いていくと、またなんとも言えない雰囲気の建物が・・・。大阪市中央公会堂でした。大正7年に完成されたようです。「大正7年・・・もしかしたら・・・」と思って、昨年訪れた山口県の旧議事堂を見直したのですが、そちらは大正5年に完成したようです。覚え間違いをしていました。。。
そして先へと少し進むと、今回、どうして大阪へ向かったのかと言う理由がありました。

大阪市立東洋陶磁美術館で開催しているルーシー・リー展を見に!でした。彼女はユダヤ系オーストリア人。初期の作品は「納得!凄くオーストリアの香りがする!」とワクワクしながら見させて頂きました。女性らしくて、繊細で、でもとってもストイックな方だったのかな?と色々と想像しながら見ていました。円熟期に入った頃からの作品はあまり好みではなくてちょっと思うことが多々ありましたが、天才と言うのはこうも凄いのか!と(「天才」も色々な種類があります・・・その中の一つ、と言う意味です。)まだ確立しきれていない自分のスタイルを突き進む、それは今のわたしが真っ先に感じられる魅力的な部分でもあり、発展途上のじれったさ、不完全さや焦りを「人間味」として見させて頂きました。それに比べて日本・中国・韓国陶器の(良い意味での)「重々しさ」笑 とっても対照的なものを見て楽しめました。5月からは山口県萩市で開催されるそうですね(!)

そして京都へ。駅ビルで父の買い物を済ませ、夕飯を食べ、父は終電に間に合うように新幹線へ。その後、カフェへ寄って甘いものを食べて従妹とも別れてホテルに帰りました。

あ、これ、↑京都タワーです。なんだかUFOのように写ってました。。。笑

次の日。

まず始めに足を運んだのは「円通寺」 今回のこの京都滞在で「ちょっとマイナーな観光」をしよう、と言っていた矢先に辿り着いたのがこの円通寺でした。写真を見たときに「ここってもしや・・・!」とも思い出しました。そう、歌舞伎役者である坂東玉三郎さんのドキュメンタリーの時にこのお寺が紹介されていたのを思い出したんです(母が彼のファンなんです。)

比叡山を借景にしているこの円通寺。とっても幸せな気分になりました。穏やかな気分になると言うか、自身以上の大きさにはならない安堵感、と言うか、等身大の安心や静寂や情熱が芽生えてきたような気がしました。それはきっとお庭が目に見えて派手でもなく、出来るだけ、余裕のある形式で岩石(これはとても大きなものの頭の部分しか地上に出ていないそうです。)や木々(垣根は30種類くらいの木々が混合されてあるそうです。)などがちょうど良い具合に存在していたからなのだと思います。

名残惜しさを感じながら円通寺を後にしました。また行きたいです。
そして、お昼ご飯を食べ、次に「相国寺」へ。どうしてここに行くことになったのかハッキリとは覚えていないのですが、建物が印象的だったからだと思います。・・・そして円通寺と同じく、人気がありませんでした。笑

このなんとも言えない壁面。ちなみにここは庫裏(くり)「香積院(こうじゃくいん)」と言うそうです。

そして時間が余ったのでその隣に建っている「承天閣美術館」へ。知っている名前を探しても、足利義満、夢庭疎石、絶海中津くらいしかなく、それに墨蹟・文書はどうやって見て良いものなのかも分からず始めの方は頭の上に「?」ばかりを浮かべて見ていましたが、時間が経つにつれて、「あ、これはこういうところが面白いな。」と段々楽しくなって、新幹線の時間が迫っていることに気が付きませんでした(汗) しかし、展示されているものの中でも重要文化財に指定されている伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)筆の「月夜芭蕉図床貼付」と「葡萄小禽図床貼付」は何度も見たくなるような雰囲気のあるものだなあ、と感じました。あと、「十牛図」。これは京極夏彦さんや森博嗣さんの作品に出てきたことがあって気になっていたのですが調べることもせずそのままにしていたので、絵柄を見たのは初めてでした。いやあ、面白かったです。

今回はこの二つのお寺しか巡れなかったので、次に京都へ行ったときは嵐山なんかにも足を伸ばしてみようかな、と言う気持ちになりました。あと、時間があれば奈良の方にも寄ってみたりしたいものです。

そしてわたしは東京に、母は広島へと別れ、真っ直ぐ成田空港へ・・・ではなく西日暮里で大学時代の友人とちょっと飲んでから成田空港へ向かった。のでした!

アクセス特急「成田空港行き」の電車のこのカバー!可愛いなあ、と思い人が居なくなってから写真を撮ったのですが、隣のベンチに座っている方も撮り始め、・・・可愛いよねこれはやっぱり・・・となんだか嬉しくなった日でした。そして成田空港→ホテル→熟睡→ウィーンへ。と言う感じで、大阪・京都のちょこっと旅行が終わりました。・・・長かったですね・・・読んでくれてありがとうございました(!)

BGMは今日なぜか一日中頭のなかを流れている都はるみさんの「アンコ椿は恋の花」