お引越ししました!

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イタリア uno (ローマ)

5月13日(金)〜17日(火)まで南イタリアに行っていました!

イタリアと言えば!イタリア料理!トマト!パスタ!ピザ!とたくさんの食べ物(笑)が浮かんで来ます。先週の木曜日から火曜日に掛けて、ローマ、ナポリ、ソレント、カプリ島へと行ってきました。そのことを掻い摘んでではありますが書いていこうと思います。今回の旅は、ポルトガルへ一緒に行ったまどかさん、そしてまどかさんのご両親と一緒でした。家族旅行に余所者のわたしが付いていっても大丈夫なのかしら・・・?と終始不安です(まだ旅も折り返し地点。これからもその不安は続くのでは・・・汗)

木曜日の夜近くにローマへと着き、ホテルのチェックインを済ませ夕飯(上のピザなどなど)を食べて夜のローマへ。歩いてすぐに見えてきたのは「ローマの休日」でも出て来たスペイン階段。後ろに見えるのは、トリニタ・デイ・モンティ教会。そして人のごった返していた「トレヴィの泉」 もう夜12時近くだというのにたくさんの人!人!人!


「ローマの休日」が特別に好き、というわけではないのですが、自分が映画と同じ土地を踏んでいる、ということに不思議な感動がありました。映画、ドラマ、小説、漫画などで見える「どこかで見た風景」「なにかに似ている風景」というのは、まるでその一齣に自分を置くような、大胆な気持ち(笑)になりますね。

そこから北へ上っていき、フラミニア門(通称ポポロ門)へと出ました。ゲーテやその当時の巡礼者の通ってきた門を潜ると、その先にフラミニア街道へと続きます。調べたところによると、その街道、紀元前220年にローマとアドリア海を繋ぐ道として作られたそうです。紀元前・・・想像も付きません。

門を潜り、とぼとぼと歩いてホテルへ。夜のローマは(週末というのもあるのでしょうが、)人がたくさん居て落ち着きがなかった印象しか・・・。汗 さて、明日は早起きしてローマの街を散策しましょ!ということで帰ってすぐに就寝。
朝、六時からのろのろと起き始めてまどかさんといざ出発!

霧の中をまっすぐ進むと見えて来た、昨日の夜、人のたくさん居たスペイン階段。

やはり朝は誰も寝ているのか、誰も居ません!掃除の人や数人の観光客で、良い景色を独り占め。それから歩いてトレヴィの泉へ。こちらも殆ど誰も居らず、数人の警察官と数カップルと・・・それとわたしたち。途中にあったパン屋さんで買ったパンを食べながら(軽めの朝食)のんびりとトレヴィの泉を見ることが出来ました。!

街を散策し・・・

着いたのは、ミケランジェロが設計したというサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会。都会的な意味で「ローマにも全然興味ないなあ・・・」という感じで(朝も早かったので)テンションが上がらず、ミケランジェロか、そっかそっか、もう天才はなにやっても凄いんだな、そっかそっか、という感じのローテンションで向かった先は・・・

カラカラ浴場!紀元前1世紀ごろに作られた公衆浴場です。この時代はローマは「カラカラ帝(ローマ帝王)」の支配下。当たり前のことですが、彼の名前の浴場です。・・・本当は入場していろいろと見て回りたかったのですが、朝早くだったので入場出来ず、チェックアウトの時間も迫っていたので、近くに見えたコッロセオ(円形闘技場)からバスに乗ってホテルへ直行しました。

次に来たときは絶対になかに入って見たいな〜、とバスのなかから見ました。まあ、今回の旅行はナポリがメインのような(・・・二泊もしたけれど今となっては良い印象がありませんが・・・)だったので、ローマは触りくらいでした。

ホテルへ戻り、まどかさんのご両親と一緒に街を探索することに。前の日に「バチカン美術館に行きたい!」というわたしの我が侭がまさかの実現!笑 中学生の頃、父方の祖父宅でのんびりテレビを見ていたときのこと、フィレンツェ出身の画家「フィリッポ・リッピ」の特集番組を見て、絶対にいつかこの人の絵を間近で見たい!と強く思ったことがここで実現しました。・・・と言っても一番見たい作品はどうやらフィレンツェにあるそうですが・・・。


●フィリッポ・リッピ「聖母載冠、天使、聖人、寄贈者」 1444年頃

はじめて見る彼の作品の「生」には思っていた以上の繊細さと精密さ、あとわたし好みの色彩がありました。見たあとに思ったことは「もっと彼の作品を見たいな〜。やっぱり次はフィレンツェに行って一週間くらい絵画三昧の旅でも計画しようかしら。いや、絶対に近いうちにフィレンツェに行こう!」と、また旅への欲が沸々と湧いてきました。初めて絵画が素晴らしい!と思わせてくれた彼への感謝を込めて、短い時間でしたがたっぷりと堪能しました。

ほかの作品もちらほら・・・。


●ヴェンツェル・ピーター「地上の楽園におけるアダムとイヴ」


●ラファエロ「フィリーニョの聖母」「キリストの変容」「聖母載冠」1502/03年頃

という作品もあったりしました。ルーベンスの作品も見ごたえがありました。次に訪れることがあれば(いつになるだろう・・・)もっとじっくり見たいものです。
それからシスティーナ礼拝堂へと足を運びました。

なんというか・・・人も沢山居るしずっと歩き詰めで途中でどこかでリタイア出来れば良いのになあ、と何度思ったことか・・・笑 
でも、ラファエロの間を見ると、また感激の連続で、何度こうも見るものが多いのか!と、心底思いました。ああでも本当に時間がなかったのが残念でなりません・・・。

そして最後に目にしたミケランジェロの「最後の審判」あの衝撃は今でも鮮明に蘇ります(撮影禁止だったので存分に目に焼き付けておきました) 力強い「青」と多くの裸体から感じる「肉体」の躍動感。イタリア芸術がどれほどまでに確かな地位を築き上げてきたのか、その多くを見るようでした。宗教的な意味から言えば個人的疑問が拭えない作品ですが、絵画として見ると「芸術とは本来こういうものなんだ」と気付かされます。人を動かす力、そんなものが目にしただけで分かる、という凄さ。

そんなこんなで時間になってしまったので、ローマ中央駅からナポリまで電車に揺られ、ナポリへと。・・・その間、お財布を盗まれそうになったりと色々ありましたが、無事にナポリに到着しました。ナポリからのことはまた次の日記で! 明日から月曜日までクロアチア(ザグレブ)へ行ってきます。まどかさん、そして彼女のご両親と一緒に。!
帰って来たらまた色々と書きたいと思います!