お引越ししました!

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Kunsthistorisches Museum

先日、美術史美術館へ行って来ました。
友人と昼食を食べ、別れて向かった先。・・・本当はすぐに家に帰って練習でもしようかな、と思っていたのですが、なんとなく絵画を見たくなって。。。

最近、わたしの中でブームなのは【パオロ・ヴェロネーゼ(Paolo Veronese)】
16世紀後半、ヴェネチア派のティントレットと並ぶ画家です。 彼の作品の中で、好きな絵画(「ヘラクレスとその妻デヤニラとケンタウロスのネッソス(Herkules, Dejanire und der Kentaur Nessus)」)がウィーンに在ったのですが、今年から姿を見ません。 いったいどこに行っているのだろうか・・・と思いつつ。。。
ウィーンには彼の初期の作品、そして後期の作品と幅広くあって、その中でも後期の色合いが暗くなってきた辺りの作品がとても好きです。 鮮やかな作品もあるので、色の暗い作品をじっくり見ていくと鮮やかさが浮き彫りになる、というか・・・。 それに、ティントレットやティツィアーノよりも構図が好みで、見ていても飽きないです。 

年末、日本のテレビ番組で特集されていた16世紀、ミラノ出身のマニエリスムの画家【ジュゼッペ・アルチンボルド(Giuseppe Arcimboldo)】の「冬」と「水」。そして、「夏」と「火」。
その時の解説を思い出しながら見たりしました。

それから、「花のブリューゲル」と言う名前を持つ、フランドル絵画の巨匠【ヤン・ブリューゲル(Jan Brueghel)】の作品。

その作品の置いてある好きな一角。

17世紀を代表するオランダの画家【レンブラント(Rembrandt Harmensz. van Rijn)】を見て、アムステルダムに行って作品をたくさん見たいなー・・・なんてことを思ったりしました。

細かなところに思わず感嘆をあげてしまったり・・・。

所狭しと飾られている部屋を抜けて・・・

17世紀、バロック期のフランドル派の画家【ピーテル・パウル・ルーベンス(Peter Paul Rubens)】の部屋へ。

少し神話的な情景を思い浮かべる「嵐の風景とピレモンとバキウス」
この絵はいつ見ても色々な発見があります。 純粋な風景画にしてはとても人間的なものを感じることの作品は、「最も人間的な側面である破壊に至るところを描かれた自然である」と評価している人もいた程です。 写真では見難いですが、左の方に木に挟まっている人が居たり、牛がいたり・・・

ちなみに・・・ピレモンとバキウスはギリシア神話に出てくる人物です。よね。そう言えば・・・。
仲の良い老夫婦で、色々とあり(省略。笑)二人は神殿に遣える身になり、ピレモンの体から木の根が生えてきたことにバキウスが気付くと、バキウスの体もみるみる内に木へ変身します。ピレモン(夫)は「かしわの木」バキウス(妻)は「菩提樹」に変わって行きました。
・・・みたいな内容だったと思います。もう一度詳しく調べないと、正しく覚えていたか分かりませんが・・・気になる方は調べてみてください◎

わたしが絵画で実際に見て「凄い」と思ったのがルーベンスだったので、何度見ても飽きなく見ることが出来ます。 大きなものから小さなものまで躍動感のある多彩な色使いが散りばめられていて、・・・いやあ、凄いです。本当に。

そして、模写している人が居たり・・・。

絵画、ようやく楽しんで見ることが出来るようになってきたかな、と思います。
前からも「楽しいな」「面白いな」とは思っていたのですが、段々と思うことや分かってきたことが多く、更に探究心と言いますか、もっと色々なこと・・・絵画の指している意味や歴史的な価値などなど・・・を知って行けたらな、と思っています。 まあ、絵画よりも先にすることがあるでしょ!と言う感じですが。笑




明日からまた一週間、楽しんで行きましょう!