お引越ししました!

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WELT DER OPERETTE

今日は午後から美術館へ。
Österreichisches Theatermuseum(オーストリア演劇博物館)で“WELT DER OPERETTE(オペレッタの世界)”と言う展示を見て来ました。思っていたのとは少し違って、オペレッタの歴史から、ルーツ、作曲家のエピソードをタンマリと載せたものがたくさん展示してあり、出発地点は1800年代後半のパリ、そしてウィーン、ベルリン、そこを通ってアメリカ、フィルムの世界へと、オペレッタの変貌(?)を見ることが出来ました。

元々、オペラは「オペラを見て聴いて楽しむ場」と言うよりも「社交場」「男女の出会いの場」として成り立っていたのですが、オペレッタはどちらかと言うと「男性が行って楽しむ場」と言うものだったそうです。・・・確かに、展示品の中に、半裸(ほぼ全裸)で踊る女性をオペラグラス(双眼鏡)で覗く男性たちの姿が描かれたものがあったりしました・・・。そのオペレッタがどうして今「舞台芸術」として成立しているか、と言うと、オペレッタがウィーンへ到着して、スッペやシュトラウス、レハールなどの作曲家が作った作品たちがウィーンに当時まだたくさんあった劇場で連日上演され「庶民の人たちが楽しめる娯楽」として発展したから、だそうです。

それからオペレッタはベルリン、1940年以降、ナチスの手を逃れ、海を渡ってアメリカへ上陸したオペレッタの作曲家たちの影響によってアメリカの地で「メリーウィドウ」や「オズの魔法使い」「ウエスト・サイド・ストーリー」と言ったフィルムへと変化して行きました。

こうやって目に見える形で歴史を追っていくことが出来ると、とても勉強になります。・・・実はあまりオペレッタ、詳しい方ではないのですが、これを機に、色々と知っていけたらなあ!と思いました。