お引越ししました!

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プラハ jeden ∴ Rusalka

先週日曜日から火曜日までプラハに行って来ました◎ プラハは数年前に一度訪れただけだったので二度目の訪問だったのですが、とても懐かしさを感じました。今回は、ドヴォルジャークのオペラ「ルサルカ」を観る、と言う目的があり、観光は二の次だったのですが、プラハに行くなら何か新しいところを回りたいなあ、と思い、キュビズム建築を回って来ました!

まず初日。この日はオペラ「ルサルカ」を観ました。朝早くにウィーンを出発しお昼過ぎにプラハへ到着。それから遅めの昼食を摂りました。どこに行けば良って食べようか迷ってしまったので、前に来た時に行ったティーン聖母教会の裏手にあるホテルのレストランでグラーシュを食べました。

プラハに来てまでウィーンにもある料理を食べるなんて!と思われる方もいるかも知れませんが、ウィーンと違ってプラハはあまり塩辛いものが無いように思うのですが・・・どうでしょう。

それからドボルジャーク博物館へ。この博物館はドヴォルザーク生誕120年を祝って1961年に開館しました。

ドヴォルザーク(1841〜1904)自身が住んだわけではないようですが、住んでいた、と言われても可笑しくない感じがしました。と言うのも、家具なんかの配置は元々の彼の家にあった配置と同じようにされているそうです。なので、そう思えたのかも知れません。
机の他にも、地球儀や愛用していたペン、眼鏡、そしてヴィオラも展示してありました。

そうそう、この付近にスメタナが入っていた精神病院があったそうです(今、調べていて出て来ました笑)今はそこは大学になっているそうで、記念碑版が建てられているようです。もう少し色んなことを調べておけば良かった・・・!

 

それから一度旧市街へ戻ってカフェへ。と、その前に、カフェの上にあるキュビズム博物館(黒い聖母の家)へ。

キュビズムは20世紀初頭にピカソやブラックなどと言った画家たちが使った“芸術運動”です。キュビズムとは、画面全体が立方に見えるように書いたり、立体を平面化したり、描く対象を色々な角度から見て分析しそれを取り入れたり、と「キュビズムとは・・・」と言うと中々一言では収まりません。少し前の世代(印象派)で活躍したセザンヌが行進への手紙の中で「自然を円筒、球、円錐として捉えなさい」と残していて、キュビズムの画家たちに大きな影響を及ぼしたとか。それを読んだブラックが描いたのが1908年の「レスタックの家」だったとか。。。いつも・・・キュビズムってどうやって見たら面白いんだろうか・・・とキュビズム絵画を見ていていつも思っていたので、それを立体にしてあるもので見れたら何か糸口が見えてくるかな・・・?と思い、今回チェコにしかないキュビズム建築を見て回ることにしました。

この階段を上り博物館の中に入りました。中って写真撮影できたんですね・・・知らなかった・・・と言うわけでここの博物館内の写真はありません。キュビズム絵画、彫刻、食器、そして家具が置いてありました。
そしてその下にあるカフェへ。

 

もう少しゴテゴテしてるかな、と思っていたのですが意外に可愛らしくて吃驚しました。笑 ここでコーヒーを飲んだのですが、ウィーンと違ってミルクの量が多いので、殆どミルクを飲んでいるような気分に・・・。カフェインが足りない!と思いつつホテルへ一度戻ってオペラ座へ・・・。

大きさとしてはフォルクスオーパーくらいの大きさで、玄関から中に入ると色んな意味で「あれ、ここどこだっけ?」と思ってしまいました。ここの劇場はチェコがドイツに占領されていた頃に出来た「ドイツ人がドイツ人の為の劇場をプラハにと言って建てた劇場」で、中は豪華絢爛。あれ、なんか目を細めるとルートヴィヒ二世の建てたものに見えなくもない・・・かも・・・と思いつつ、開演。
演出はスクリーンと舞台との二重構成になっていて、今季にしていたウィーンでのルサルカ(ドイツ語公演)よりも好きでした。前奏からチェコの森と川と、そしてその上を舞う水の精がとても幻想的で、ルサルカってこんなイメージなのかも知れない、と思いました。今までわたしが想像(妄想)しているものよりももっと幻想的で、少し驚きました。演奏の方は・・・ウィーンってやっぱり水準が高いんだなあ・・・と納得したところがあり、後半は気合いで見ていたような気がします。取りあえず・・・王子がダメ男過ぎてどうしようも無かったです・・・。演技がそうさせているのか演出がそうさせているのかは定かではありませんが、本当にどうしようもないダメ男でした・・・。
でも、やはりその国で生まれたものをその国で見れてとても勉強になりました。チェコ語の子音の多さがわたしにとっては難しいものですが、子音にも優劣があると言うか・・・全て同じように発音していては駄目なんだろうな、と。それはドイツ語もそうで、文章からその子音の強弱や長さをバランスよく使って行く事、そしてそれを見つける事が大切なんだな、と感じました。

 

一日目はこれにて終了。次の日、朝早く街を散策しようと思っていたのですが疲れていたからか(苦笑)のんびり起床しました。
次の日記は二日目。キュビズムばかりになりそうですが、お付き合いください。笑