お引越ししました!

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ふるさと・音楽祭

先週末、広島県安芸郡熊野町へ「坊田かずまの会」主催の音楽祭へ行ってきました。



坊田かずま、という作曲家を皆さまはご存じでしょうか。
明治時代に楽譜のなかった童謡「かごめかごめ」や「うさぎうさぎ」「てんてん手毬」「天神さまの細道」などを採譜された広島県安芸郡熊野町出身の方で、ご自身も作曲家となられ数々の曲を残されています。そして彼の業績を町の貴重な文化財として残しておこうという活動をするために「坊田かずまの会」が立ち上げられました。この度の「MOEKA」の広島公演では会の事務局長さんが聴きに来てくださりこの度やっとご挨拶することができました。


この音楽祭には地元の音楽団体7団体が参加されておられハーモニカ、マンドリン、そして大人の合唱団から小学校4年生の合唱や金管合奏、児童合唱団まで幅広く出演されていました。こうした大人から子供までが出演し楽しむ会というものは本当に心が温まります。各々、日々楽しんでいること、学んでいることを披露する場のあることは勿論大切ですが、その姿を世代関係なく見て聴くことができる場所があるというのは大変良いことだと思いました。三次(地元)にもこんな場所ができればいいのですが。なかなか難しいのでしょうか。
熊野町では町内12時のチャイムでお馴染み(だそうです)の坊田かずま作曲・「赤い絵日傘」が親しまれ数団体が歌ったり演奏しておられたのですが馴染みやすい心にスッと入ってくるメロディーがとても印象的でぜひわたしも(わたしたち合唱団も)演奏したい!と思いました。
最近、合唱の指導に行っているときに「たきび」や「もみじ」を小さい子供たちと歌ったりするのですが、そういった昔からある童謡を知らない子供たちが多いなあ、という印象を受けます。今月末に、とある点灯式で子供たちが「たきび」を歌うのですが歌い継がれて来た歌は子供たちの耳にしっかりと残りメロディも身体に自然に響いているからか大きな声で楽しそうに歌ってくれています。童謡はこころの歌と言いますが本当にその通りだな、と感じる日々です。
楽譜をいただいたので来年はぜひ来年はどこかで歌いたいと思っています。*1




童謡と同じように若い世代が知っていく機会の少ないもの、という繋がりのお話。
この度「金継ぎ」の材料をいただきました!

元々、少し興味があったのですが中々手が出せず燻ぶっていたところ、わたしを小さい頃から知っているオジサマにいただけることになり時間が出来たときに説明書を読んで挑戦しようと思います。。・・・が!この説明書、日本語がムズカシイ・・・。専門用語が飛び交い作業もすべて文章で説明してある、という。最近の教材は絵や写真が付いていて簡単ねぇ、なんて呟いてしまえるくらいに全面文章です。
そして今日11月13日は「うるしの日」というそうですね。

漆は遠い昔から使われてはきましたが「うるしの製法」「漆器の製造法」は、文徳天皇の第一皇子惟喬(これたか)親王が、いまだ完全でないのを憾みとせられ、京都嵐山法輪寺に参籠され、本尊虚空蔵菩薩より御伝授、御教示を受けて完成し、日本国中に広めたものといわれており、塗りをする場合に使う継ぎ漆を「コクソ」というのは、虚空蔵から転化したものだといわれております。このようなことから、親王はその御体験を深く感謝され、「我が法輪寺(うるしでら)盛んなれば、漆業も衰うべし、ゆめおろそかにすべからず」と御遺戒されました。爾来、漆関係者は親王が参籠された満願の日である11月13日に報恩講(俗に「漆まつり」「火焚祭」)を設けて、供養するのがならわしとなっております。この由緒ある11月13日を「うるしの日」と定めた次第であります。

だそうです。「参籠」とか「報恩講」とか「爾来」とか久しぶりに見て読みました。笑
11月は伝統的工芸品月間でもあるそうなので最近さっぱり行けていない美術館などにも足を運びたいものです。




*1:実は来年、リサイタルのようなものが出来たら良いなあ、なんて思っている最中です。そしてプログラムはあまり日本では演奏されないような美しい曲を並べたいと思っています。ただ今構成中です!わくわく。