お引越ししました!

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パリ

ベルリンと言い、グラーツと言い、色んなところに行かれているんですねぇ、と会う人会う人に言われるのですが、こちらに居る間に行きたいところは行っておこうかな、と言うだけのことです。オーストリアに住んでいると市内観光しない、と言うことと同じことで、近場だからいつでも行ける。また機会があるよ。と日を伸ばしていたらいつまで経っても行かないので、行くときに行っておこう!と今年、決心していました。笑 そして、最近はどういうわけか、どなたかの家族と一緒、とか、旅先で待ち合わせ、とか、そういう事が多いなァ、と感じています。物凄く図々しい人のようですが・・・誘って貰えることに悪い気はしないので(本音)付いて行けるなら行こう!と、これもまた旅行第一歩の理由です。
・・・と言う訳で、行って来ました。初パリ。

取りあえず、パリと言えば、エッフェル塔でしょうか。今回、滞在期間は長かったものの観光する時間があまり無かったので、観光バスに乗り解説を聴きながら、写真を撮ったり・・・思えばそんなことしかしていないような気が・・・。苦笑

ルーブル美術館では、今回、一緒に行ったご家族の好意で「古代文明」(主にメソポタミア文明)の歴史を、現地に住む日本人の方が詳しく説明して下さるのを聞きながら見ることが出来ました。楽しいツアーでした。こうやって博物館を見れたら色々なことが照らし合わさって楽しいのだろうなぁ、と思いました・・・が、そんな専門的な知識をどこで取り入れるのか・・・そこが問題でもあります。笑

これが当時の崇拝行為だったそうです。本来の神への崇拝を行わなくなり、農作物を育ててくれる異教神への崇拝・・・だったと記憶しています・・・これじゃなかったかも・・・ああ、忘れてしまった・・・。このポーズ・・・跪いて、口に手を当てて、まさに投げキッス状態ですね。街のあちこちで、街中の人々がしていたのかと思うと笑えるような怖いような・・・。

世界三大法典の一つ、バビロニア王ハンムラビが発布した法典「ハンムラビ法典」
ここには福祉や裁判、借家、運搬などの細かい法が約300条ほどびっしりと書いてあります。「目には目で、歯には歯で」と言う有名なもの(これはあくまでも対等な身分の人にのみ使用されたようです)から、「もし人が家に侵入した時は、彼の進入場所の面前において、彼を殺し、その後、彼を埋める」なんて物騒なものも書いてあり・・・読み進めて行くと、国の権威を脅かす者が出ないようにする為に決めた・・・みたいな雰囲気がしているのは間違っている感覚でしょうか・・・。

勝利の女神「ニーケ」の像も見ることが出来ました。ギリシャのサモトラケ島で発見されたこの「サモトラケのニケ」色々と調べていたら、レプリカが日本のあちこちの高等学校や大学にあるんですね。知らなかった・・・。
それから時間が押し迫っている中、パパパッと「モナリザ」と「ミロのヴィーナス」だけを見たのですが、モナリザはブラウン管を通してみるよりも断然美人で驚き、反対に、ミロのヴィーナスはブラウン管を通した方が美人だったように思いました。普段雰囲気があるのに写真だと無くなっちゃう人とか、普段目立たないのに舞台に上がると目立つ人とか・・・そういうものって作品にもあるんだなァ、と感じました。
あと、見たものと言えば・・・

ヴェロネーゼの「カナの婚礼」でしょうか。モナリザの反対側に掛けてある絵ですが、前にブログでヴェロネーゼのことは書きましたね()そう言えば。笑
カナ、はイエスの育った街ナザレから北に行ったところにある街の名前です。この婚礼にはイエスと母マリアが出席しているのですが、人が多すぎたせいか葡萄酒が足りていません(当時の婚礼は一週間ほど続けられるのでそれも原因の一つかと思いますが)葡萄酒が無くなる事態はとても失礼なこと(招待側にとっては恥をかくこと?)だったそうで、イエスが水瓶に入ったいっぱいの水を葡萄酒に変える。と言う場面です。確か、マタイの福音書だったような気が・・・。うーん、これも朧にしか覚えてません・・・。
でも、ウィーンにはこれほど大きなヴェロネーゼの絵画はないので、若干興奮気味に見ていました。

それから街をぶらぶらして・・・

セーヌ川を渡ったり・・・

街をうろうろして・・・

エトワール凱旋門に到着です。

エッフェル塔も違う角度から見たりしました。
観光したのはこの位で、知人宅に行ってご馳走になったり・・・凄く人に囲まれた贅沢な旅だったように思います。

行って思ったことなんですが、都会ってやっぱりテンションがあまり上がらないなぁ、と。ポルトガルに行った時はもっと如実にそれが表れていましたが、苦笑。・・・どちらかと言うと、豪華絢爛な宮殿やお城を見るよりも遺跡や過去の産物と言ったようなものの方が好きで、街よりも断然田舎の方が好きです。。それに、わたしにとって一番楽しい旅行、と言うのは、何かがその土地で学べる、と言う点なので、今回はその点が十分に満たされました。なので、パリの街を見てテンションが上がった、と言うよりも、その学べたことの喜びの方が大きい旅でした。

来週末からはギリシャへ。ここ数年、毎年行っているのですが、今回は一日ほど自由な時間があるので(去年は3時間くらいしか自由時間がなかったので観光も出来ませんでした)、遺跡など見に行けたら良いな、と思っています。楽しみ!・・・その前にそこで歌う曲をどうにかしないといけないのですが、、、頑張ります。。。